◆13番(近藤悦夫 君)9月定例会に当たり、市民政友会の一員として質問いたします。
 冒頭に、民事再生という苦渋の選択をされた八戸漁連とはちのへ漁協の会員の皆様に対しまして、どうか逆巻く波濤を乗り越え、浜のまち八戸を再生されますことを心から願い、エールを送らせていただきます。
 戸板一枚命をかけて、どんとこぎ出す男の意気地、きょうも笑顔で漁場に出れば、世界の魚っこ寄ってくる、水産不況何するものぞ、港八戸誇りをかけて、きっとなびくぞ大漁旗、海の男よ胸を張れ。
 それでは、通告に従い順次質問に入ります。
 質問の最初はPFIについてでございます。
 これからの地方の課題は、市町村合併による広域的、効率的な行政の推進、地域の特徴を生かした産業への転換、そして民間ができることは民間に任せていくことによる地方自治の自立と再生でありましょう。
 一方、長引くデフレ不況による税収の減少や公共事業費の国庫補助の削減、第三セクター方式による事業の行き詰まり等を背景にして、民間資本を活用し社会資本を整備する手法としてPFIを導入する動きが全国の自治体に一段と広がっております。
 ことしの3月から2カ月にわたって行われました日経産業消費研究所の調査によりますと、全国14の都府県、41の市区がPFIを導入済み、あるいは導入を予定しているとのことであり、検討中を合わせますと全国47都道府県と672市、東京23区のうち4割にも上るということでありました。
 このような全国自治体の流れの中、当市はこのたびPFI基本指針を策定いたしました。
 そこで第1点目として、八戸市PFI基本指針策定の意義について、2点目として、今後PFI事業としてどのような活用を考えておられるのか、市長の御所見をお伺いいたします。
 次に、教育行政につきまして教育長にお伺いいたします。
 質問の最初は、八戸三社大祭文化財調査報告書についてでございます。
 当市が文化庁及び青森県の補助を受け、平成11年度から3年の歳月をかけて行った調査結果が八戸三社大祭文化財調査報告書として本年5月に刊行されました。この報告書は、八戸三社大祭の国の重要無形民俗文化財指定に向けての提出資料ともなるものと考えますが、7ページに及ぶカラー写真を最初に配し、239ページにも上るものであり、八戸三社大祭の始まりから今までの移り変わりについて多くのことを教えてくれます。
 そこで第1点目として、八戸三社大祭文化財調査報告書の成果について、第2点目として、国の重要無形民俗文化財指定の見通しについて、教育長の御所見をお伺いするものであります。
 最後の質問は、観光行政についてであります。
 最初に、八戸三社大祭の今後のあり方についてお伺いいたします。
 山車にエンジンを積載していることが道交法違反になるという指摘を受けた、ことしの三社大祭でありましたが、その調整にお骨折りいただきました三社大祭協賛会、山車振興会両会関係者並びに市役所担当職員の皆様の御労苦に対しまして、高いところからではございますが心から感謝申し上げます。
 さて、祭りが終わり当面の課題は、第1には来年からどのようにして引き子だけで運行していったらよいのかということでありましょう。山車小屋から集合場所までどのようにして引き子だけで山車を運んでいくのか、坂のある、また遠くにある山車小屋は大変でございます。
 将来的に市の中心部に近いところに山車団地をつくるという議論も当然起こってきましょう。運行コースにつきましても、特にお還りに通る鍛冶町の坂などは、今の山車の大きさではエンジンなしに上ることは大変であり、また、待機場所が長者山下の坂にかかっている山車は、綱のトラブルにより山車が逆走した場合にどうするのか、エンジンを積載しない状態では不安が募るのであります。
 そして第2の課題は、東北新幹線八戸駅開業後初めて迎える来年の三社大祭を、日本一の山車祭りに恥じない形で遠来の観光客に満足していただくためにはどうしたらよいのかということでありましょう。
 地元の方々は電線等の関係でそういうものだと納得しておりますが、せっかく期待してお越しいただいた観光客からは、広げて見せるなら見せろ、広げて見せないなら見せないではっきりわかるような山車にしろとか、日曜日にやってほしいとかいう意見が聞かれるのであります。
 そこで第1点目として、市民を初め観光客がどこでも山車全体を見ることができるような運行経路の見直しについて、2点目として、観光資源として魅力を高めるための三社大祭の期間延長について、市長の御所見をお伺いいたします。
 観光行政の2番目として、蕪島から種差海岸までの海浜自然体験ゾーンの整備についてお伺いいたします。
 貴重な天然資源を有しております国指定名勝地、県立自然公園種差海岸につきましては、当市におきましても青い海とネーチャープロムナード整備事業により葦毛崎から種差海岸までの海岸沿いの遊歩道整備等を重点的に実施してまいったところでございます。今後は蕪島から葦毛崎の間の整備をどうしていくのかということが重要な課題になってくるものと考えます。
 周知のとおり、蕪島から葦毛崎の間には水産科学館マリエントや青森勤労総合福祉センターはちのへハイツ、プレイピア白浜といった既存の貴重な観光施設が集積しております。
 マリエントはシーズンオフにリニューアル工事に入り、来年度からは集客が期待されるところであり、はちのへハイツは耐震工事が終わり順調な滑り出しをしていると伺っております。そこで、今後はプレイピア白浜をどのように位置づけ生かしていくのか、検討しなければならない時期に来ていると考えるのであります。
 プレイピア白浜の保全につきましては、今年度の当初予算に種差海岸山野草群生地維持活用補助金として計上されたところでございますが、11ヘクタールに及ぶこの地は蕪島と種差とのちょうど中間地点にあり、山野草の宝庫、花の名所として、春は桜、色鮮やかなアジサイ、フジの花など、四季を通して自然を楽しむことのできる貴重な市民の海辺のオアシスとなっており、18万人の人々が訪れたと言われております。
 また、新幹線八戸駅開業により増加が予想される観光客が種差海岸を散策する途中に一息入れることのできる憩いのスポットとしても、その役割には大きなものがあると思われます。
 一方、昨今の自然指向あるいはウオークによる健康指向を背景として、自然探勝型の散策ツアーやアウトドア型のレクリエーション、希少植物観察ウオーキングなどのニーズも増大してくると予想されます。
 そこで、みなと八戸観光振興の重点施策として、この一帯を海浜植物の自然保護活動というエコツーリズムを核とした、種差海岸・海浜自然体験ゾーンとして位置づけ、その具体的なプロジェクトを早急に検討、実施する必要があり、またその中心施設となるプレイピア白浜を海の八戸公園、市民が海を眺めながら憩うことのできる海辺の自然公園として整備、保全すべきであると考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
 また2点目として、それらの整備、運営に当たり地元の環境保護団体や環境NPOとの連携を図ることが、より充実した体験型観光メニューの提供やソフトサービスの充実、強化につながり、種差海岸観光の魅力向上の重要なポイントになると考えますが、あわせて市長の見解をお伺いいたします。
 観光行政の最後の質問として、市営蕪島海水浴場の今シーズンの閉鎖についてお伺いいたします。
 蕪島海水浴場は、県の水質検査で大腸菌の測定値が基準をオーバーしていることが判明いたしましたが、早急な改善が望めないことから今シーズンの開設が見送られたのでございます。
 蕪島海岸は種差自然公園の起点に当たる観光名所であるとともに、市内から一番近い海水浴場として年間二、三万人の市民でにぎわう場所であることから、突然の新聞報道に、寝耳に水ならぬ寝耳に大腸菌の海水とばかりに、地元はもちろんのこと市民も驚き、失望の色を隠し切れなかったのであります。
 これは開設以来初めてのことで、将来的に防波堤が整備され、港内の静穏度が確保されますと、海流の一層の停滞を招き、さらなる水質悪化が懸念されることから、しっかりと原因を究明し、その上に立って河川の浄化、EM菌の散布あるいは遁水路の確保など万全の対策を講じ、来シーズンは開設できるようにすべきであると考えます。
 そこで、水質悪化原因究明のためにどのような調査を実施されるのか、市長の御所見をお伺いいたします。
 以上で壇上からの質問を終わります。
 〔13番近藤悦夫君降壇〕(拍手)